キンプリを見ました

中学生の語彙力、文章力なので拙い部分がありますが一所懸命書きました。
私は冴えない中学3年生のオタク女です。
趣味はゲーム、アニメ。嫌いなものは同調圧力と運動という、何処にでもいるような人間でした。
ある日、日課のTL監視をしていると「キンプリはいいぞ」という言葉を何度か目にしました。そういえば、深夜アニメのCMで宣伝をしていたような...と思いつつ、まあ関係ないかな、とスルーを決め込んでいました。それが間違いだったと知ったのは、もう少しあとの話です。
日に日に「キンプリ」という単語を目にする頻度は増えてきました。感想の内容は「意味が分からなかった」「最高のエンターテインメント」「女児向けマッドマックス」「オバレの3人がギリシャ神話の格好でハリウッド行きの列車を見送り星座になったところが泣ける」「尻から蜂蜜が出る」など、理解し難いものばかり。イナズマイレブンテニスの王子様おねがいマイメロディが大好きな私が興味を示さない訳がありませんでした。特にマッドマックスは年齢制限のおかげで見たくても見られず、悔し涙を流した作品です。これを見ない理由は無いのでは、と思いました。
しかし、周りは受験シーズン真っ只中。頭がお花畑の人間は私くらいで、みんな勉強勉強。一足先に受験を終えたのもあり、なかなか友人を誘えず「ああ...このまま公開終了かな」と半ば諦めていました。
しかし!キンプリは拡大上映してくれました。周りの受験も終わりつつあり、遊びに行っても良さそうな雰囲気も出てきました。私はやった!やったよ!とまるで初めてのチュウを体験する気持ちで新宿バルト9のチケット予約に駆け出しました。
×
虚しく灰色に光る×の文字。ですが、私は悔しいというより、「キンプリってすごい」と感じました。
でもチケットが取れないならなァ、とキンプリ公式を見ると、私の家から自転車で50分ほどかかる映画館の名前が載っていました。慌てて調べると席に余裕はあり、休日でも入れそう。これは...!と思い、早速オタク仲間のAちゃんを誘いました。がしかし、「すまん 金ない」と断られます。映画1回1000円、中学生にはなかなか重い出費ですし、アニメ映画ですから親にお金をせびるのもちょっと恥ずかしい...そっか、じゃあひとりで行くか...なんて思っていると救世主が現れました。
オタク仲間のBちゃんです。彼女はハイ☆スピード!-Free!Starting Days-を共に2回見に行った仲間で、受験が終わって暇だから遊ぼう!と誘ってくれました。
ただ、相手はプリティーリズムを知りません。私もプリパラをやってるくらい、あと以前ヒロ様をニコニコ動画で見たくらいの知識でしたので、誘っていいのか...いや、ここで見なくてどうする?と己を奮い立たせ、彼女からのメールに返信しました。
「明日キンプリみにいこう、まえぬとか増田俊樹とか柿原出てるよ」
彼女は声優オタクでしたので、これは行けるでしょう、と踏んだ結果です。
すこし経つと返信が来ました。「いいよ」
やりました。
私は大慌てでチケットを申込みました。手が震え、うまくタップ出来なかったです。
その日私はワクワクで眠れず、どっかのキャンペーンで漫画が無料で読めたのでドリフターズを二巻読んでから寝ました。3:00でした。面白いですねドリフターズ
そして朝、ラブライバーの兄貴が起きてゴロゴロしていました。ポケモン実況者になりたいと言っていましたが、やめてほしいです。
プリキュアを見ながら着替え、期待と不安の入り交じった気持ちで待ち合わせ場所のBちゃん宅のインターホンを押しました。
自転車に跨り、私は方向音痴なのでBちゃんが前を走ることになりました。途中セブンでお金を引き出し準備は万全。
そして自転車を走らせることだいたい50分、ショッピングモールと一体化した映画館に着きました。この映画館は兄に連れられラブライブを見に来たのとハイスピの前売りを買いに来た位であまり利用はしたことがないところです。
チケット発券は慣れておらず、結局大人料金でみるハメに。まあいいんですけど...
1時間くらい本屋で時間を潰し、いよいよ入場!プリパラの予告でテンションが上がりました、みれぃかわいい
予告も終わり、たまたま生誕祭前ということもあってメッセージもありました。へーすごい、楽しそうな映画。なんて軽い気持ちで始まりを迎えました。否、迎えてしまったのです。
プリティーリズムは13話くらいまでと、要点をまとめた動画などで予習はしてきました。ヒロ様が好きです
おーかっこいい、やっぱCGのクオリティ違うね、なんて思っているととんでもねぇプリズムジャンプ(本当にとんでもない)が三連続で視界をジャック!!斜め後ろから漏れる押し殺した笑い声!!!ぷるぷる震える友!!一息つかず自転車のシーン、訳が分からない 訳が分からない カヅキ先輩好き...完璧に思考停止しました。「公道での二人乗りは禁止だよ☆」わかりました。
どうすれば、どうすればこの無間地獄から解放される?今度は主人公のシンくんが全裸に もうわけがわからない 艦隊これくしょんか?艦これでもこんな脱ぎません。
訳が分からないままオバレのライブは終わり、シンくんは自転車で落下しました。声がえっちだな...と思いました。
もう全然訳が分からないまま物語は進み、男の娘とのラブハプニングとかも普段なら驚いていただろうに、完璧にプリズムの煌めきに飲まれた私は硬直していました。入浴シーンはときめきました。
あと、シンくんがセロリを苦手と言っていたのに全力で「わかる」と連呼しました(心の中で)私もセロリ嫌いです。まえ餃子に入れられてキレたくらいです
なんやかんやでオバレの3人が登場!!キャーヒロ様!!ここで回想シーン、ヒロ様が貧乏でネグレクトを受けてたっぽいのがなんかクるものがありますね
で、色々あって(本当にいろいろあった)シンくんとルヰくんが壮大な音楽で抱き合ったり(タイタニックか?)コウジの料理の名前がハチャメチャ長かったり、アレクとカヅキせんぱいの熱いバトル(シックスパックすごい)があったりとまさに「電子ドラッグ」
もう何を書いてるかわからないです 私は何を...みている...?少なくとも「正常」ではない、それくらいの処理能力しか残されていませんでした
オバレの3人がギリシャ神話の格好で出てきた時は何故か震えていました。思ったんですけど、乳首みえますよね
そしてハリウッド行きの列車を見送り星座になったシーン、本当に感動しました...ヒロ様の涙が...カヅキせんぱいの男泣き...すごい、すごいよ...私も泣いてしまいました。本当に感動しました。
そしてシンくんのプリズムライブ、アウェイ感をものともせずキラキラ輝く姿は、私たちに確実に何かを与えてくれました。ヒロ様の涙をカヅキ先輩が拭っていたのがめっちゃ萌えました。
もう記憶が薄れつつあるのですが、とりあえず続編はありそうで良かったです。PRIDEはいったい...!?
映画が終わると服がじっとりと濡れていました、汗をかいたんだというのに気づいたのはすこしあとです。
そのあと下で抽選会をやっていたので引いたら2等でした!!嬉しい。
サーティワンでラブポーションという卑猥な名前のアイスを食べながら、友人と語り合いました。森羅万象に感謝、ありがとうキンプリ、キンプリはすごい、常人の思考じゃない...友人は最初暇だから〜みたいなノリでしたが、終わってから感謝されました。「キンプリを教えてくれてありがとう」
こちらこそありがとう。キンプリを語り合える「仲間」の存在。
キンプリは宇宙。キンプリは概念、キンプリは...最高!
人生が楽しくなりました!中学生に見て欲しい、最高のアニメ映画です。
今度はおうえん上映に行きます。本当にありがとう、KING OF PRISM